御田植祭(岡山県指定重要無形民俗文化財)
2025.8.2〜2025.8.3
吉備津彦神社の夏祭りである「御田植祭」は、地域の繁栄と五穀豊穣を祈り、自然災害を鎮める為の当社独自の特殊神事として古くから行われてきた祭事です。
8月2日は、茅の輪をくぐり心身を清める「厄神祭」、地域の繁栄と五穀豊穣を祈って田舞を奉納する「本殿祭」、風水害を鎮め、豊作と万民の平穏を祈願する「御斗代神事」が斎行されます。
また、翌3日は「本殿祭」「御幡献納祭」が斎行されます。当神社の紙本淡彩神事絵巻(県指定重要文化財)に図解されており、田歌を歌いながら十数本の御幡の行列が神池を一周します。御幡の白布は帆船の帆を表現し、先端の白うちわ、扇は風の神を表しており、神職、太鼓獅子、鼻高面、稲苗、鍬、氏子等と長蛇の列となります。
稲作文化の伝来や吉備津彦命が温羅命を制圧した際の凱旋水軍の様子を表しているともいわれています。神事が終了すると、御幡についている扇を取り合って持ち帰り、田にたてると豊作になる、といわれています。
- 開催日時
2025年8月2日(土)〜2025年8月3日(日)
- 開催場所
吉備津彦神社(岡山市北区一宮1043)
- 交通アクセス
JR桃太郎線「備前一宮駅」下車徒歩3分
- 主催/お問い合わせ
吉備津彦神社(電話)086-284-0031
- URL
- http://www.kibitsuhiko.or.jp/