岡山市内の人気モーニング特集

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朝からしっかりとエネルギーをチャージするには、朝ごはんが大切! たまには、気分を変えて外で食べてお腹も心も満たしませんか?

岡山市内でモーニングや朝定食を提供する人気の4店を紹介します。

掲載日:2023年02月21日 最終更新日:2023/02/24

ライター:観光ライター 頼實

「キムラヤ」のワンコインモーニング

岡山のソウルフードの一つといえば、大正8年創業の「キムラヤのパン」。あんぱんなど菓子パンのイメージが強い中、食パンの魅力も知ってもらいたいと、一部の店舗で約20年前にスタートしたのが「サンドイッチカフェ」です。
毎朝、倉敷工場から運ばれる作りたてのパンを使ってモーニングやランチメニューを提供。ワンコインでお釣りがくる価格設定を守っています。

人気の「レーズントーストセット」(429円)。
カリフォルニアレーズン入りのトースト(5枚切り)にサラダ、ゆで卵、ドリンク付き。
甘みと風味が感じられるレーズントーストはシナモンがアクセントに。噛み締めるほどに旨みが出てきます。
サラダはマカロニ、コーン、ハム、レタス、トマト、キュウリと彩りもバランスも良し。

「サンドイッチセット」(429円)は、卵とポテトの2種類のサンドイッチにサラダとドリンクが付きます。
具材の卵とポテトは、工場で手作りしたものを毎日各店舗へ運び、店ごとに挟んで仕上げているそう。作りたてのサンドイッチで朝から元気になれそうです。

レジで注文・支払い後に、フードメニューの受け渡し口で商品を受け取るシステム。

代名詞「バナナクリームロール」も

セットメニュー以外にも、ロングセラーの「バナナクリームロール」や「たくあんサラダロール」など好きな菓子パンを購入して、ドリンクのみ注文するという人も。
季節限定商品(毎年11月〜3月)の「にくまん」「あんまん」(各151円)も、隠れ人気メニューの一つ。レンジで温めてもらえば、熱々が楽しめます。

カフェコーナーは32席で、モーニングのサービスは6時〜11時。
岡山市内でイートインができるのは、桑田町店のほか、表町1丁目店、一宮店、高屋店、ハイスクールベーカリー店、ハピーズ円山店。全店統一メニューです。

市場近くのボリューム満点食堂

新鮮な海鮮が食べたい場合は、岡山市中央卸売市場へ。
一般開放されている「市場ふくふく通り」にある「食堂備前」で定食を注文しました。
写真は、揚げ物と刺身付きの「お楽しみオールスターズ」に、生本マグロの大トロ刺身がついた「ちょっとリッチなオールスターズ」(2900円)。朝から想像を超えるボリュームです。
「私たち自身が食べたいメニューを考えて作っています」と店主の濵田さん。市場で働く人たちの朝食や弁当を提供するため、夜中の2時半から仕込みが始まるのだそう。

内容は、分厚めに切られた刺身3種にお寿司一貫プラス。この日の刺身はブリとサワラ、赤エビでした。
美しいサシが入った大トロは、ほんのりピンク色。上質な脂がすっと口の中で溶けるような食感でした。大トロは運が良ければ食べられるそう。
フライはアジフライ、エビフライ、メンチカツ、カキフライ、タココロッケとなんと5種盛り。タココロッケは、タコがたっぷり入っていて美味。テイクアウトもできます。

「しらす丼定食」(1000円)は、釜揚げしらすに温泉卵付き(春夏は大根おろし)。しらすが文字通り山盛りで、約100gも使用しているそう。
フライは、カキフライやアジフライ、タココロッケなどの中から、好きなものを1品選べます。
数種類の野菜を擦りおろしたドレッシングのほか、ポン酢やタルタルソースも全て手作り。お味噌汁も家庭的な味付けで、心が満たされました。

シーズンごとに定番メニューは変わり、その時期、市場に並ぶ魚介類を中心に提供されます。
一般営業は9時〜13時45分で、人気の海鮮丼販売は11時30分から。
定休日は、中央卸売市場と同じで水曜日、日曜日、祝祭日。

【食堂備前】
住所/岡山市南区市場1-1
電話/086-265-8157

“朝ラー”の魅力にハマる

巷で話題の朝ラーメン(朝ラー)が食べられると聞いてやってきたのは、県庁通りにある「麺や 心楽(こらく)」。
朝からラーメン!?という心配もよそに、あっさりとした煮干の旨みが特徴のスープに定評があり、女性ファンも多いのだそう。

6時〜8時の朝メニューの中から「朝煮干そば」(580円)を試してみました。麺は、平打ち麺と細麺の2種類から選べます。この日は細麺をチョイス。
自家製煮卵は、赤磐市のアルムの卵を使用。あげは松山あげ。仕上げに海苔と国産ネギがたっぷり入っています。細麺にスープがよく絡み、あっという間に完食しました。

煮干の香りは、まさに「ザ・日本の朝ごはん」。スープは、伊吹島産イリコと椎茸の軸を使用し、コクは鶏油(チーユ)が決め手。あっさりの中にもコクと旨みの両方が感じられます。
「煮干そばのイメージはどちらかといえば味噌汁感覚で食べられるラーメンです」と店主の吉武さん。店の外まで漂う香りに惹かれて、来店するお客さんの姿も。

朝ラーから始まり、昼にかけて3段階に分けて塩分濃度を変えているというこだわりも。
午前4時からスタートする京橋朝市に出掛けた帰りに、一杯食べて帰る人も多いというのも納得のおいしさでした。

地産地消のホテルビュッフェ

「黄ニラ」「ままかり」といった岡山ならではのメニューが並ぶのは、岡山駅すぐの「三井ガーデンホテル岡山」レストランガーデンカフェのビュッフェです。
毎日産地から仕入れる岡山県産の野菜をはじめ、えびめしや桃太郎トマトを使ったカレーなど、岡山ならではのメニューが常時30種類ほど並びます。
営業時間は6時30分〜10時(L.O9時50分)で、料金は1人1650円です。

この季節におすすめなのは、黄ニラをたっぷり使用した「黄ニラ雑炊」。
黄ニラは岡山を代表するブランド野菜の一つで、全国生産量の7割を占めます。その黄ニラが贅沢に入った雑炊は、黄ニラ独特の風味と、柔らかくシャキシャキとした食感が楽しめます。

きびだんごは、県外の利用客から大人気だそう。きびの粉と餅米の粉を混ぜて、もちっとした口ざわり。
そのほか、桃ジャムや料理長秘伝のレシピで作る「えびめし」など多彩なメニュー。桃太郎トマトを使用した桃太郎カレーと桃太郎ハヤシは日替わりで登場します。

「えびめしの上に桃太郎カレーとスクランブルエッグをかけて食べるのがスタッフのおすすめです」と、三井ガーデンホテル岡山の野口さん。
ホテル利用客だけでなく、一般の利用もできるので、いつもとは違う特別なモーニングが楽しみたい場合はぜひ。
「レストランガーデンカフェ」は、リニューアル工事のため、3月14日〜18日の期間は営業停止となります。

岡山市公式観光情報 OKAYAMA KANKO.net