「招き猫美術館」とは?
日本独自の縁起ものである招き猫は庶民芸術の代表で右手を挙げた猫はお金を、左手を挙げた猫はお客を招くと言われています。近年、招き猫は世界にも広がりをみせそれぞれの国の特徴を取り入れた独自の形に作られています。「招き猫美術館」は初代館長がその魅力にはまり収集を始めたのがきっかけで1994年に金山寺の境内で開館しました。その後現在の場所に移転して2館の体制となりました。現在は、約800体の招き猫を所蔵しています。
駐車場の頭上に見えるのは、約7メートルの猫の木が!2022年12月に初めてお目見えしたそうです。
まず最初のパワースポットポイントは「吉兆門」。アーティスト・徳持耕一郎氏の歩み猫が門の上でお出迎えしてくれます。
願い札と叶い札の「福寿横丁」
館長一番のおすすめスポット「福寿横丁」。白い猫の周りにはたくさんの人々の願いが「願い札」に書かれています。鈴を鳴らしてお願いしてみましょう。
黒い猫の周りには、願いが叶った人たちの「叶い札」が空間を埋め尽くしています。願いが叶った人たちの強いパワーがいただけそうです。
こちらが叶い札。私も今日お願いしたことをぜひ叶えて再び訪れたいと思います。
約800体の招き猫がずらり!
次は2階の「百福の間」へ。陽射しが降り注ぐ様子が表現された壁面の前に800体の招き猫がずらり。圧巻の光景です。木、焼き物、石、紙などの素材のバリエーションも様々です。
ちょっとお茶目なポーズの猫を発見!思わずクスッと笑ってしまいました。
あの世界的に有名なスペインの陶器人形メーカー「リヤドロ」の招き猫もありました。国境を超えて日本の文化である「招き猫」に人気が集まっているのです。
幸運が訪れる?絶対外せないフォトスポット!
こちらは、あることをすると幸せが訪れるという噂の招き猫。人間と同じぐらいの大きさです。何をするかというと?
招き猫と同じポーズをして一緒に写真を撮ることです。家族同士、カップル同士でワイワイ撮り合うのもいいですね!
お手入れされたお庭でひといき
美しく手入れをされた「光明の庭」ではツバキ、センリョウ、マンリョウ、ヤマツツジ、キンカンなど縁起の良い植物を楽しむことができます。
平家物語の冒頭に登場する「沙羅双樹」の木には1日で散る、はかなく可憐な花が咲きます。開花時期は5月から7月。
取材した日は3、4輪程咲いていました。
別館「LUCKY CATS HOUSE」へ
別館「LUCKY CATS HOUSE」には「library山猫文庫」があり、猫関連のたくさんの絵本が収蔵されていました。
学芸員さんのおすすめの本も紹介されています。机と椅子も用意されているので、ゆっくりとページをめくって見るのもいいですね。
絵付け体験にチャレンジ!
別館では絵付け体験ができます。(1700円・所要時間1時間・平日は要予約)素焼きの猫に絵の具を塗っていきます。世界でたった一つのオリジナル招き猫を作ってみませんか?
まず最初に両手あげ招き猫(幸運を招く)、♡を抱えた左手あげ招き猫(人のご縁を招く)、丸猫(円満を招く)の3種類の素焼き猫からひとつ選びます。(画像は3種類それぞれに着色をしたものです。)
たくさんの見本を参考にしながら作りたい招き猫をイメージしていきます。
イメージが固まったら早速筆をすすめます。
2023年6月には、ついに累計70000人を突破したそうです。10代から30代の方をメインにたくさんの人がここでオリジナル招き猫を作ったのです。
お土産選びは「museum shop金座」で
たくさんの種類の招き猫を買うことができます。「合格招き猫」「長寿」「家内安全」「良縁」などなど、自分に合った招き猫やお土産として家族や友達にプレゼントするのもいいですね。
館長おすすめは、「金運福袋」。当たり猫2体(それぞれ右手と左手)と金運カード福札(3枚)とLUCKY CATポストカードが入ったお得なセットです。
当たり猫とは射的場で玉が招き猫に当たると福が来るということからそう呼ばれるようになったそうです。今日の思い出に自分用に買うのもいいですね。
「招き猫美術館」いかがでしたでしょうか?毎回くるたびに何か新しいスポットができています。何度来ても飽きない美術館。ぜひ、一度訪れてみてください!