粉と塩水を
混ぜ合わせる
小麦粉に塩水を投入し、静かに混ぜ合わせます。
最初は粉で塩水を包むように混ぜ、水分の偏りができないようにボウルの壁面や底についた粉も手ですくう様にして混ぜ合わせると、生地はだんだんとそぼろ状に。
しっとりとした手触りとほのかな黄色味が出てきたら水が均等にいきわたった証拠です。
讃岐うどんの手打ち体験ならではの「あの工程」へすすみます。
足で踏んで
生地を鍛える
讃岐うどんの特徴である「麺のコシ」
このコシの正体は、小麦に含まれる粘り気成分である「グルテン」です。
生地をよく踏んで、水・食塩・小麦粉の三つがしっかりと混ざることによってグルテンの粘りが強くなり、モチモチとして弾力のある麺が出来上がります。
「生地を形成してから、しっかりと踏む」という工程を三回繰り返し、むらなく生地を練り合わせます。
グルテンの粘りが出ると、徐々に踏んだ部分が反発して元に戻るようになっていきます。
麺棒で生地を
薄く伸ばす
生地全体に弾力をもっているため、伸ばすのは予想以上に力がいる作業。
打ち粉をたっぷりとまぶし、うどん生地の形を整えてから、体重をかけて麺棒を転がし、しっかりと伸ばしていきます。
麺棒で薄く伸ばしたはずが、弾力のある生地は少しずつ元の厚みに戻っていこうとするので
自分が思うよりも薄くする意識で力を入れて生地を伸ばしました。
また、分からない部分は讃岐うどん作りのプロであるスタッフさんが教えて下さるので安心でした。
生地を
包丁で切る
「好みの太さに切ってみて下さいね!」と言っていただき、
「手打ちうどん体験」ならば、「自分好みの麺の太さ」でうどんを作ることができることに気づき改めて感動。
お子様は一般的な包丁を使用してゆっくりと麺を切ることができますし、大人はうどん切り専用の台で貴重な体験ができます。
うどん切り台は、大きな包丁が固定されており、包丁をもち上げる高さと、包丁が横にスライドする幅が連動しているという優れもの。
例えば、高く持ち上げた分だけ大きく包丁が横移動し、太い麺ができます。
茹でると麺が膨らむことも教えてもらい、ツルっと食べやすい少し細目の麺を目指してトントンとリズミカルに包丁を上げ下げ。
「均等に切ることができなくても、それが手打ちうどんの良さですよ」と教えていただき、リラックスしてうどんを切りました。
自作うどんを実食!
切ったうどんがくっつかないよう、少しずつ麺をばらしながら沸いたお湯に投入。
10~15分間うどんを茹でると、生地だった頃の塩味が落ちつき、いつも食べている「うどんの麺」が出来上がります。
食べてみると強いコシと弾力のあるモチモチ麺に仕上がっていました。
麺は思っていたよりも太めになっており、「茹でて麺が膨れる」という感覚も食感を通して理解することができました。
奥行きある風味のお出汁が印象的で、お聞きしたところ「4種類の鰹節、いりこ、昆布を独自の配分で配合している」とのことでした。
コシのある麺と美味しいお出汁のうどんをいただき、
すっかり手打ちうどんkingyoのファンになりました。
室内にいながら半日楽しめて、お昼ご飯も食べることができ、大人2200円(3人前)・中学生以下1500円(2人前)・小学生以下800円(1人前)で体験が可能です。
次回は9月開催予定で、ご予約は店頭、もしくはインスタグラムのDMから。
ご家族での体験型アクティビティとして、是非ともご参加ください!