「たけべの森公園」のオモシロ手作り遊具で遊ぼう!

「たけべの森公園」のオモシロ手作り遊具で遊ぼう!
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自然 鉄道 風景 体験・学び

春には1万本の桜、初夏には紫陽花ロードと、自然に恵まれた岡山市北区建部町の「たけべの森公園」。実は、仕掛けいっぱいの手作り遊具が面白いと話題になっています。テレビ朝日の「ナニコレ珍百景」にも登録されたという遊具の数々を実際に子どもと体験してきました。

掲載日:2023年09月07日 最終更新日:2023/09/06

ライター:観光ライター 頼實

受付で出迎えてくれる乗り物シリーズ!

たけべの森公園は、岡山市北区建部町にある公園で、広大な敷地内に芝生広場やオートキャンプ場、レジャープール、バーベキュースペースなどを併設します。
1・5キロも続く藤右衛門桜の小径(八重紅枝垂れ桜の小径)など、桜の名所としても知られています。入園料は大人300円、小・中学生200円です。

受付がある「たけべの森サービスセンター」に辿り着くと、装甲車やクレーン車、ジープ、フォークリフトと、ズラリと並んだ手作りの乗り物が出迎えてくれます。
どの乗り物も実際に乗車でき、ハンドルを回すとリフトが上がったり、クレーンを巻き上げたりと細部まで楽しい仕掛けが。

子どもが一番気に入っていたのは装甲車。
後部から乗り込み、ハッチから顔を出せるという本物さながらの出来栄えで、飽きずに何度も遊んでいました。機関銃やライトにもこだわりポイントが。

真っ赤なバイクもあって、「格好いい!」とご満悦。

今年5月に完成した“山手線風”電車も!

今年5月に新たに仲間入りしたのは、山手線風電車です。
ボールプールテントの周りを一周、人力で走ることができる電車で、踏切や鉄橋のような箇所もあり、鉄道好きの子どもたちにオススメです。運転席のメーターやボタンも本物のように再現されています。

冷暖房完備の無料休憩室もありました。
休憩室には、小さな子ども向けのキッズコーナーや授乳室、楽しいフォトジェニックスポットがあります。

小さな町のような「建物シリーズ」

建物シリーズは、寿司屋、ラーメン屋、アイスクリーム店、焼き鳥屋など飲食系から交番、診療所など、まるで小さな町さながらに、色々なお店ごっこができる建物が並んでいます。これも全て手作り。

ポイントは、遊具一つひとつにリアリティーを追求しているところ。
例えば、ラーメン屋さんに本物の中華鍋や寸胴鍋など調理器具があるなど、子ども用にデフォルメされた町ではなく、大人が見ても楽しい内容になっています。

交番にも楽しい仕掛けがいっぱい。
内部には、昔懐かしい黒電話があって、警察ごっこも楽しそうです。

まるで本物!?の焼き鳥屋さんでは、得意気に焼き鳥を焼いて、店の大将になりきる姿も。

コツコツ1人で手作りする安藤所長

これらの遊具を手掛けているのは、たけべの森公園管理事務所・所長の安藤傑文さんです。
「5年前から1人でコツコツと制作してきました。実は、それ以前は春の桜と夏のレジャープールがメインで、それ以外の季節に公園に来ていただいても、これといった見どころがありませんでした」と安藤さん。
「低予算で楽しい仕掛けをできないか」と考えついたのが、独学で始めた手作り遊具だったと話します。

最初はバスなど小さい子ども向けの乗り物。続いてフォトジェニックなパネル。
2、3年前から、本格的に乗り物シリーズや建物シリーズに着手し、時には本物の写真を参考にしながら、細部まで作り込んだ作品を完成させてきました。現在は、ヘリコプターを制作中です。
「大型遊具はありませんが、手作り遊具でここまでのバラエティが楽しめるところは、あまりないのでは?」と安藤さんは話します。

秋には、アウトドアがオススメ

涼しくなるシーズンにオススメなのは、アウトドアでの利用です。
オートキャンプ場とフリースペース(芝生広場)、バンガローなどがあり、宿泊と日帰りが選べます(いずれも予約制)。
また、「宝探し」や「謎解き」など散策型ゲームも多数。子ども向けから大人向けまで、安藤さん考案のゲームに挑戦するのも良いですね。

バーベキューガーデン(予約制)もリニューアルしました。
たけべの森公園から車で15分の場所に「たけべ八幡温泉」があるほか、建部の町を巡る「たけべレンタサイクル」もスタートしています。魅力的な場所がいっぱいの建部町に出掛けてみませんか。

岡山市公式観光情報 OKAYAMA KANKO.net