京橋朝市の歴史
備前岡山京橋朝市(以下、京橋朝市)は1989年からはじまりました。雨天荒天でも開催される京橋朝市は月に一度の市民の大きな楽しみとなっています。旭川周辺は、岡山城や後楽園なども集合しており、江戸時代に本格的な整備が行われたそうです。特に京橋朝市が行われている河川敷一帯は人や物資の往来の重要な拠点となると同時に、市民の憩いの場にもなっており、賑わいの歴史は今なお長く続いています。
おたのしみや
本格的な中華料理を楽しむことができる「おたのしみや」。イベント出店のみを行い、様々な場所で料理をふるまっています。店主は「自分が美味しいと思ったものだけを作りたい、提供したい」という心意気をもち、出店イベントによって豚の角煮を仕込む時もあれば、ピザを焼く時もあるそうです。美味しいものを食べてお腹いっぱいになると人は幸せになる、そんな人たちの満足そうな顔を見ると自分も満足するとのことでした。
様々なメニュー中でも一番人気なのが、麻婆豆腐700円。柔らかな甘みのある豆腐と、山椒の香り、さっぱりとしつつ後引く辛味が特徴です。まるで、街の有名中華料理屋さんで頼む本格的な四川風麻婆豆腐をいただいているような一品でした。プラス150円で白米をつけることができるので、しっかりとした朝ご飯を食べたい方にもぴったりです。麻婆豆腐の爽やかな辛さに、眠気も吹き飛ぶこと間違いなし!
GIBIER LABO kitchen HAJIME
「命と向き合う猟理人」という理念を掲げる「GIBIER LABO kitchen HAJIME」。ご店主は料理人として約15年、猟師としては約9年の経験を持っているそうです。長い料理人人生で得た食材に対する知識やノウハウを活かし、狩猟、解体、加工、調理を一貫して行っています。とにかく高品質のジビエ肉、ジビエ料理を提供したいという情熱をもってジビエについて日々研究しているとのことでした。
自家製ソーセージのフランクフルトは500円。一度湯通ししてから焼き上げるので提供時間の目安は5~10分ほどかかりますが、ソーセージの中はプリプリ、皮部分はパリッとした食感の違いも楽しむことができます。その他にも、猪肉のパティとバラ肉のかば焼きを挟んだワイルド感満載のハンバーガーや鹿肉の旨辛キーマカレーといった様々なメニューをご用意。出店の度にメニューも少しずつ変わるため、次回の京橋朝市が待ち遠しくなります。
所作(しょさ)
日曜日の朝のブレイクタイムを演出してくれる「所作(しょさ)」。京橋朝市の会場のはずれ、北端でいつもお店を構えています。フルーティーな味わいのコーヒーを中心に、ホットミルクや、自家製のジンジャードリンクも販売。その他にも焼き菓子やキャンドルを販売しており、生活の中でホッと一息つくことができるエッセンスが詰まった場所です。若手のバリスタが丁寧にコーヒーを淹れてくれる点も人気の秘訣。
コーヒーを担当する「n.coffee」は、「コーヒー片手に、貴方と話がしたい」がコンセプト。軽い口当たりが特徴の浅煎りコーヒーはティーライクで飲みやすいと評判です。今回のコーヒー豆はコスタリカ産の「Yellow honey」。アプリコットのような優しい甘みと、レモンやキウイフルーツを連想させる心地よい酸味が特徴です。京橋朝市の最後に、コーヒーの苦いイメージを覆す、甘くフルーティーな一杯でお口直しを。
満腹で帰路につく
10時頃になると品切れのお店も増え、各々のペースで片付けが始まります。京橋朝市でお腹が膨れた後は、徒歩5分の表町商店街や、駅前で次の楽しみを見つけても良し。または、真っ直ぐ帰宅して二度寝を楽しむも良し。こんな贅沢な時間の使い方ができるのも日曜日ならではの魅力です。是非とも、京橋朝市に参加して有意義な日曜日を過ごしてみてください。