「子どもの日」は知的好奇心を満たしにGO!

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5月5日は「子どもの日」。岡山市内のミュージアムや科学館、各施設では、子どもの日に向けたイベントや企画が用意されています。岡山県立博物館では、リニューアルオープン1周年を記念して、国宝の「赤韋威鎧(あかがわおどしよろい)」が期間限定で公開中です。なかなか目にする機会のない大鎧なので、岡山の珠玉の逸品を見に出掛けてください。他の「子どもの日」イベントとともに紹介します。

掲載日:2024年04月24日 最終更新日:2024/04/23

ライター:観光ライター 頼實

国宝「赤韋威鎧」4年半ぶりに公開!

岡山県立博物館では、国宝「赤韋威鎧」(あかがわおどしよろい)が5月6日まで一般公開されています。平安時代後期の大鎧で、備中国赤木氏に伝来したもの。公開は実に4年半ぶりです。
近づいてみると、なめし皮や布を使った細やかな造りに驚かされます。よく目にする戦国時代の甲冑とは異なり、五月人形のような古典的な優美さを備えています。
弓矢を使った馬での戦いに適するように、鉄のほか、漆を塗った鹿皮の小札(こざね)を挟み軽量化を図っているとのこと。総量は約25キロだそう。

「赤韋威は『平家物語』の絵巻の中でも描かれるほど、当時武将の間で流行した鎧の様式です。1000年近く前に作られたものですが、長い時間が経っても雰囲気をとどめている貴重な鎧です。国宝ではありますが、岡山で大切に受け継がれてきた地域の宝です。ぜひこの機会に見に来てください」と副館長の内池英樹さんは話します。撮影は自由にできます(フラッシュはNG)。

備前の名刀6口もズラリ

赤韋威鎧と同時代に作られた「備前の名刀」も展示中です。日本一の刀剣産地として栄えた岡山県には、今も数多くの名刀が伝わります。
今回は、県立博物館の所蔵品の中から、「正恒(まさつね)」、「則宗(のりむね)」、「長光(ながみつ)」など重要文化財級の名刀6口が年代ごとに並びます。
備前刀の特徴は、白い波のように見える「刃文」なんだとか。刃文が見やすいようにライティングの角度が考えられています。刀ごとに異なる刃文や地鉄を観察するため、低い姿勢で鑑賞してみてください。

そのほか、1階、2階の展示室には、原始・古代から近世に至る文化遺産が数多く展示されています。
新庄天神山古墳から出土した石枕(古墳時代前期)や、戦国時代の備前焼の大きな甕、太平洋戦争下に作られた備前焼の手榴弾、暮らしの道具など、岡山県の成り立ちを広く歴史的に学ぶことができます。昭和9年に発生した室戸台風の被災資料などを展示する「室戸台風の爪あと」も5月6日まで開催予定なので、ぜひ。

科学の祭典!「春のサイピアフェスティバル」

人と科学の未来館サイピアでは、5月3日〜5日までの日程で、「春のサイピアフェスティバル」を開催します。入場無料。サイエンスインストラクターによる科学ショーや体験、工作、フィールドワークなど、科学にまつわる企画が盛りだくさんの3日間です。
写真は、毎年大人気の「しゅぽしゅぽ自動噴水」(期間中毎日開催)。ペットボトルと塩ビ管だけを使うシンプルな遊びですが、水が飛び出す様子に子どもから歓声が上がります(写真は昨年の様子)。

「巨大ソーラーバルーン」(5/3、9:30〜)は、太陽光を利用した実験で、45リットル78枚のゴミ袋を貼り合わせて作った巨大クジラです。
晴れていれば、「喫茶ぱる」前の芝生広場に”太陽光のクジラ”が浮かび上がりますよ。
そのほか、「二層のハーバリウムを作ろう」(5/3・参加費350円、要予約)、「アニマルばくだん」(5/4)、「岡山コケの会」によるフィールドワーク「太陽の丘公園でコケを探そう」(5/5・当日会場で整理券配布)なども。HPで詳細をチェックしてみてください。
営業再開した「喫茶ぱる」ではホットドックやパンを販売。そのほか、キッチンカーも来ます。

岡山城バックに甲冑で写真撮影しよう

5月3日〜5日の期間、岡山城では「烏城おしろあそび」が開催されます。会場は「天守前広場」「下段(管理事務所前)」「不明門」です。
子ども甲冑体験は、小学校低学年〜高学年向きのサイズ。3、4種類の兜から気に入ったものを選べます。カッコよく着付けが出来たら、岡山城をバックに記念撮影を。
端午の節句にちなんで、素焼きの小さな兜を使った絵付け体験もあります。甲冑体験、絵付け体験は、いずれも体験料が必要です。

夜の部として、5月6日まで岡山城天守前広場周辺では「春の烏城灯源郷」を開催します(岡山後楽園「春の幻想庭園」も同時開催)。
旭川に岡山城が映り込む「逆さ烏城」や、お城周辺の樹木を春らしく桜色に染めたライトアップは必見。
礎石部分を舞台に、移りゆく四季の情景をテーマにしたライトアップ「めぐるとき〜そして春」も、岡山城とのコラボが楽しめる光の演出です。夕涼みしながら、岡山城周辺をそぞろ歩きしてみてください。

岡山後楽園ではワークショップや講演会も

岡山後楽園の「春の幻想庭園」は、広い庭園内を使って数箇所で幻想的なライトアップが楽しめます。
竹灯篭のオブジェが水面に揺れる「彩り竹灯篭あかり」(沢の池)や竹細工で芝生を彩る「茶せんあかり」(芝生エリア)、季節の花を水辺に浮かべた「春の幻想花手水」(延養亭付近)など、様々な光の演出で魅了します。「春の音楽演奏会」(5/4、5/5・千入の森付近)もあります。

伝統工芸品の畳縁を使った「畳縁ワークショップ」(4/30・材料がなくなり次第終了)、「竹とんぼ作り」(5/1・先着順)、「玉島だるま絵付体験」(5/2、5/3・先着順)、「ころころこいのぼり作り」(5/4、5/5・先着順)など、親子で楽しめるワークショップが多数。それぞれ体験料が必要です。
文献に基づいて再現したレシピ集「殿様の御馳走帖」から垣間見る殿様の暮らしについて聞く「後楽園歴史講演会」(5/2・参加費500円)も興味深いです。「畳縁ワークショップ」と「後楽園歴史講演会」の詳細、問い合わせは、岡山県郷土文化財団のHPへ。
ゴールデンウィークは知的好奇心を満たしに、各施設に出掛けてみてください。

岡山市公式観光情報 OKAYAMA KANKO.net