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白山神社(北区首部)は、住宅と高い木々に囲まれ、神社があるように思えない場所にあります。
境内にある首塚は、温羅伝説ゆかりの場所であり、首部の地名はこれに由来していると言われています。鳥居をくぐり、参道の階段を登ると、お尻をあげた姿勢の「構え獅子」と呼ばれる岡山では珍しい型の狛犬が配置されています。さらに境内を進むと、右手に高さ2mほどの盛り土があり、これが首塚です。吉備津彦命との戦いに敗れた温羅の首はこの地に晒されました。
しかし、温羅の首は夜になるとうなり声をあげ、それが何年も続き村人たちは気味悪がったため、吉備津彦命は温羅の首を吉備津神社へ移し、かまどの下、地中深くに埋めました。これがかまどで火を炊き、釜のなる音で吉凶を占う「鳴釜神事」の起源と言われています。
白山神社を訪れ、遠い昔のミステリーに思いをはせてみてはいかがでしょうか?
- 住所
岡山市北区首部236
- 駐車場
なし
- アクセス
JRももたろう線「備前三門」駅より徒歩約30分(約2km)