万富東大寺瓦窯跡

万富東大寺瓦窯跡
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万富東大寺瓦窯跡は、鎌倉時代に東大寺再建のための瓦を焼いた窯跡として昭和2年に国指定史跡となりました。
奈良時代に聖武天皇の発願によって建てられた東大寺は、源平の戦いの最中、治承4年(1180)平氏によって焼かれました。その翌年、後白河上皇の命を受けた俊乗房重源が、朝廷や後に鎌倉幕府の支援を受けて東大寺の再建を始めます。
東大寺の再建にあたり、資材や資金を得るための東大寺造営料国が置かれ、備前国は建久4年(1193)に造営料国となっています。

万富には燃料や良質の粘土が多量にあり、以前から焼き物の生産が盛んでした。
また、奈良へ瓦を運ぶには吉井川の水運が適していたこともあり、この地に瓦製造窯が造られたのではないかと推測されています。古文書にも建仁3年(1203)7月に、万富で造られた瓦が東大寺に納入されたとの記述があります。
これまでの調査により、南北1列に並んだ14基の窯跡が確認され、瓦製造のための建物の礎石や柱穴、東大寺瓦を利用した排水施設などが発見されています。また、近辺からも大量の瓦片や窯壁片が出土し、瓦窯の存在が確認され、近辺の丘陵一帯が瓦生産の遺跡であると考えられています。
この地で製造された瓦は約30~40万枚に上ると推測されており、大規模な瓦製造工場があったものと考えられます。

・東大寺軒丸瓦(岡山市埋蔵文化財センターのページへ)
https://www.city.okayama.jp/kurashi/0000004972.html

住所

岡山県岡山市東区瀬戸町万富

アクセス

JR山陽本線・万富駅から徒歩10分

岡山市公式観光情報 OKAYAMA KANKO.net