岡山駅でおみやげ買うなら「岡山一番街・さんすて岡山」へGO!

焼きたて!巻きたて!包みたて!
最初に訪れたのは、「さんすて岡山南館」2階にある“きびだんご”で有名な廣榮堂(こうえいどう)本店。ここでは、注文を受けてから焼きあげる「ロング調布」(1本500円)に注目です。柔らかい求肥を香ばしい薄皮で巻いた岡山銘菓・調布のロングバージョンで約2倍の長さ。しっとり系の通常の調布とは違って、焼きたては外側がサクサク食感です。
中の求肥は、ノーマルと季節の味(この日は白桃)からチョイスでき、ノーマルと季節の味を合わせたミックスが一番人気です。
調布は、江戸時代末期に、「租庸調(そようちょう)」の一つ、手織りの巻布「調布」に形が似ていることから名付けられた銘菓です。
東京都調布市とは関係ないのですが、アウェイサポーターとして岡山を訪れたFC東京サポーターが、名前とその見た目に惹かれて「ロング調布」を購入するケースが頻発。「ロング調布を片手に、そのまま試合観戦に行くサポーターの方が多かったですよ」とスタッフが教えてくれました。
焼きたての新食感「むらすゞめ」
元祖むらすゞめ総本舗・橘香堂で注文できる「焼きたてむらすゞめ」(1個180円)は、その場で職人がじっくりと焼き上げた薄く丸い生地と優しい甘さの粒あんを包んだ明治10年から受け継がれる橘香堂伝統の味です。
焼きたてでしか味わえに美味しさに驚くこと間違いなしです。
むらすゞめは、編み笠の形と稲穂の黄金色から着想を得た倉敷を代表する銘菓です。
手早く焼きながら、「生地の気泡が蒸発してできたプチプチが、稲穂に群がる雀みたいですよね」とスタッフが話します。
期間限定で備中大納言入りの抹茶餡を利用した「むらすゞめ抹茶味」(1個230円)もあり、抹茶のさわやかな味わいを楽しめます。
一番街に誕生!白十字の“新生ワッフル”にキュン
もう一つ、作りたてスイーツが楽しめると聞き、地下にある「岡山一番街」へ移動します。
今年7月にリニューアルオープンした白十字一番街店の「waffle 1957」は、白十字のロングセラー・ワッフルの進化系。作りたてが食べられるのは一番街店だけです。
創業当時の原点に立ち戻り、製造方法を刷新。遠赤外線で焼き上げる生地は、歯切れが良くもっちり食感。粗熱をとった後、銅釜手だきの優しい甘さのカスタードクリームを挟みます。
ワッフルの金型は上下で異なり、表は「Waffle」、裏は創業年の「1957」の文字。どこか懐かしい雰囲気の見た目やパッケージのかわいさに思わずキュンとなります。
味は2種類で、「カスタード」(1個230円)です。
素材の旨みを生かした餡にファンが多い和菓子店「籠もよ」(こもよ)の特製餡を使った「籠もよ餡」(1個250円)は、金土日の限定発売です。
きびだんごやマスカット使用の話題スイーツも
「さんすて岡山南館」2階の「パティスリーピアジェ」では、素材と見た目にこだわったスイーツを販売しています。
「岡山シャインマスカットマドレーヌ」(1個356円)は、マスカットのジャムが入ったしっとりとしたマドレーヌ。カラーは、シャインマスカットをイメージした翡翠色に。
倉敷市児島発祥のパティスリーらしいデニムカラーや球体シリーズ、「長いエクレア」(要予約)などお土産に喜ばれそうなスイーツも。展開するとジーパンの形になるエクレア用のパッケージにも注目です。
カヌレ専門店の「立町カヌレ」では、岡山限定「きびだんごカヌレ」(1個350円)が大人気です。10種類のカヌレの中でもダントツの人気で、週末には1日100個以上を販売しているとか。
きな粉の香ばしさが感じられる和と洋がミックスした逸品で、きび粉を練り込んだカヌレ生地の中には、上品な甘さのこし餡と、自社オリジナルのきびだんごが入っています。
迷ったら、まずは「おみやげ街道」へ
「おみやげ街道」には、押さえておきたい岡山銘菓から新商品、季節のフルーツ、地酒、備前焼などの工芸品など品揃えが抜群です。迷ったら、「おみやげ街道」に行くと気にいったものが見つかりそうです。岡山駅限定の白十字「コーゲンブッセ」(5個入り1242円)も話題に(2個入り〜)。お土産に特化したチーズ不使用の商品で、夏季は白桃サンセット味です。
ベティスミスのデニム商品なども取り扱っています。写真は、ジーンズのデザインがユニークな「バックスタイルポーチ」(1980円)。中高生から大人まで幅広い年齢層に人気だそうです。
そのほか、銘菓のばら売りコーナーも充実。岡山の“楽しい”を丸ごと、見て、感じて、味わえる「岡山一番街・さんすて岡山」にお出掛けを。