レトロな街「五福通り」でぶらり散歩

レトロな街「五福通り」でぶらり散歩
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岡山市東区西大寺にある通称「五福通り」。五福とは、人生の五種の幸福で寿(寿命の長いこと)、富(財力の豊なこと)、康寧(無病なこと)、好徳(徳を好むこと)、終年(天命をもって終わること)という意味で名付けられています。
この通りでは1998年から2018年の間、7本の映画やドラマのロケ地にもなった名所。今回は、「五福通り」を中心にはだか祭りで有名な「西大寺観音院」や周辺の人気カフェをご紹介します。

掲載日:2023年04月05日

ライター:観光ライター 松本

看板建築の建物が立ち並ぶ町並み

通りには昭和初期の道路拡張で同時期に行われた全国的にもめずらしいと言われる看板建築の建物が十軒立ち並んでいます。看板建築とは関東大震災後の復興期に突発的に現れた木造2〜3階建ての建物です。

正面だけを銅板やモルタル、タイル、スレートなどの耐火素材で覆った建物で看板のような平な壁を利用して自由なデザインであしらわれているので「看板建築」となったそう。昭和初期のレトロな雰囲気が漂っています。

7本の映画やドラマが撮影された「五福通り」

1998年に今村昌平監督の映画「カンゾー先生」のロケ地に使われたことがきっかけで20年の間に大きなもので7本の映画やドラマの重要なシーンがここで撮影されました。

五福通りはゆったりとS 字にカーブした通りが特徴で、そのことがロケ地として使いやすいということで有名になり「ALWAYS三丁目の夕日」「ALWYS三丁目の夕日’64」で感動のクライマックスシーンで使用さています。それ以降、「N H Kドラマスペシャルとんび」「魔女の宅急便(実写版)」「君と100回目の恋」「T B S日曜劇場この世界の片隅に」と続々と撮影されています。

こちらは「N H Kドラマスペシャルとんび」の撮影時に使われた時の「五福通り」。

それぞれの映画やドラマを見た後、どのシーンで使われた場所か探しながら歩くのも楽しいですね。

思わず撮りたくなるスナップ写真

通りを歩いているとスナップ撮影したいレトロなものが見つかります。こちらは「魔女の宅急便」に登場する風車を模して手作りされたもの。

こちらは、赤いポストの置物。思わずパシャリ。

五福通りで食べ歩きするなら「しっとり黄な粉団子」

五福通りにある「五福うさぎ」は1本から買うことのできる「しっとり黄な粉団子」と「小倉わらび餅」が人気です。以前バイオテクノロジー関係の企業に勤めた経験のある店主が試行錯誤の上、岡山県産のうるち米、もち米と選び抜かれた大豆を焙煎して仕上げたきな粉をしっとりからませたとても珍しいお団子です。絶妙な甘さともちもち感がたまりません。

試食もさせてもらえます。食べ歩きもいいですが、店頭にはテラス席もあるのでゆっくり休憩しながら店主さんとお話しするのもおすすめです。その他にも「小倉わらび餅」は柔らかな食感で甘さ控えめ。黄な粉がいっぱいまぶされています。

五福通りの新スポット「五福カフェ」

築85年の倉庫をリノベーションして作られた話題のカフェ「五福カフェ」。店内は外観からは想像もつかない、大人っぽくてシックな空間が広がっています。天井には瀬戸内国際芸術祭2022年の高松港(高松港旅客ターミナル1F)で展示されたASAKI ODA(アサキオダ)さんの作品が展示されています。

同じ敷地内にはピザ工房&barが併設してあり、ピザやクラフトビールの購入も可能です。ピザ工房&barは金・土・日曜日のみの営業です。

五福通りを抜けて「金陵山西大寺(観音院)」へ

国指定重要無形民俗文化財で日本三大奇祭のひとつ「はだか祭り(西大寺会陽)」で有名な西大寺(観音院)へ。2021年に設置された本堂にある「宝来柱」。擬宝珠には会陽で投下される宝木の他に牛玉紙、宝の象徴の五宝、五薬や、苦厄を除き、所願を成就させる陀羅尼(一切如来心秘密全身舎利宝篋印陀羅尼)が納められています。

また、石門のそばにある水垢離場の中には、約1メートルほどの観音像が設置されています。会陽前の期間、冷水に浸かって心身を清める水垢離行を、高齢者や健康上の理由で参加できない人のために年中お参りできるように2020年に設置されたものです。365日24時間いつでもお参りできるようになったので、地域の人からも喜ばれているそう。身も心も清めるため、心静かにお参りしたいときにふらっと寄ってみるのもおすすめです。

最後は新堀川沿いをお散歩

最後に西大寺(観音院)と西大寺公民館の間に流れる新堀川沿いを歩いてみては?桜の季節には対岸の「向州公園」の桜が咲き誇り花見客で賑わいます。この季節にぜひおすすめです。

岡山市公式観光情報 OKAYAMA KANKO.net