ルーラルカプリ農場
岡山市東区草ヶ部。JR上道駅から北へ2キロほどの山の中にある「ルーラルカプリ農場」。
2006年の春にオープンし18年目に突入です。
ブドウ畑に囲まれた広大な自然の中にあり、いい意味で「田舎」を感じさせてくれるどこか懐かしい雰囲気が印象的。
もともとは乳牛の酪農家だったそうですが、さまざまな理由でヤギを専門に飼育することに。
現在では約100頭のヤギがこちらで暮らしています。
ヤギ舎でのんびりと過ごしている子もいれば、柵の外へ出て自由に歩きまわり人懐っこく寄って来てくれる子もいました。
入場料は大人:500円 子供:300円
※食事か乳製品の購入で無料となります。
農場での楽しみ方
農場には手作りのブランコがあったり、ヤギを身近に感じながら食事ができるテラスもあります。
小さなお子さんだけでなく、大人も童心に帰って楽しむことができます。
また農場内ではスピーカーからまったりとした音楽が響いていたり、レストランの小屋の中ではレコードプレーヤーから心地よい音が流れています。
かわいいヤギと触れ合って、ヤギのミルクのソフトクリームを食べて…
そんな楽しみ方ももちろんいいと思うのですが、時間を忘れてゆったりと過ごす。
ちょっと大人の楽しみ方も素敵です。
ルーラルカプリの
おいしい食事とお酒
こちらの農場レストランではヤギのチーズと地元食材を中心とした料理と、選りすぐりのナチュラルワインがいただけます。
「自家製フォカッチャのパニーノ」はフォカッチャのみならず、豚ロースのハムやヤギのフロマージュブラン(白いチーズ)も自家製。
ヤギのフロマージュブランは濃厚でクリーミーなヨーグルトのよう。
みずみずしく上品でクセのないのが特徴です。
パニーノにはちょこっとつまめる品が乗った小皿がついてきます。
「本日のスパイスカレー」はなかなかの本格派。
スパイシーだけど嫌な辛さが全くなくさっぱりとした味わいです。
こちらにもヤギのフロマージュブランが付いています。
サワークリームのような感覚で、添えのパクチーとともにいいアクセントになっていてクセになるおいしさです。
夜には「おまかせ酒肴コース(※要予約)」や「お酒がおいしいおまかせ小皿」も登場しますよ。
気持ちが豊かになる
お昼ワイン
そして食事と一緒にいただいたのはグラス1杯の「ナチュラルワイン」。
お昼からワインを飲むなんて、そんな発想がなかったのですが、「ヨーロッパでは仕事中でも小休憩にはみんな集まっておいしいごはんとワインでのんびり過ごすんですよ」とルーラルカプリ農場代表の小林 真人さん。
あまりワインになじみのないわたしのために、初心者でも比較的飲みやすくスッと飲めるオーストリア産のロゼを選んでいただきました。
ハンドルキーパーの方には、ノンアルコールのビールなどもあります。
自然に寄り添った
ナチュラルワイン
お店の奥にあるワインセラーの中を特別に見させてもらいました。
年代物から若い物まで。またパッケージも個性的でポップなものから重厚なものまで。
大量生産できる機械的なものではなく、作り手のあたたかみを感じられます。
ワインの中でも温度管理が特に難しいとされるナチュラルワインをワインショップ以外でこんなにたくさん管理しているところはめずらしいとのこと。
それを聞きつけたシェフやナチュラルワインラヴァー達が県外からも集まってくるのだそうですよ。
ナチュラルワインとは、定義は決まったものがありませんが簡単にいうと「添加物、保存料、砂糖などを使わず純粋に熟成されたブドウ果汁だけで作られるワイン」のこと。
酸化防止剤が使われていてもごく少量のみなので頭痛や二日酔いの影響も少ないワインとも言われています。
「非日常」のひとときを
このほかにも、山羊ミルクのカフェラッテ「やぎラッテ ice/ hot」「山羊のソフトクリーム」「山羊のバスクチーズケーキ」など、ここでしか味わえないメニューがたくさんあります。
また、手ぶらでOK!準備から料理、お肉を焼くまですべておまかせのバーベキューコースも。
分厚い牛ステーキとソーセージ、自家産山羊チーズとフォカッチャ、有機野菜のサラダなど、おなかいっぱい大満足なコースです。
※15時以降のお食事は、お酒メインのおまかせ料理、バーベキューコースとなります。17時以降はご予約のみ営業。
自然豊かな農場で、昼間っからしっかり吞んで食べて、 ヤギ達にも癒される非日常のひととき。
贅沢な時間が過ごせそうですね。
住所/岡山市東区草ヶ部1346-1
電話番号/086-297-5864
営業時間/10:00~24:00(17時以降はご予約のみ営業)
定休日/不定休